インプラント治療

多様なニーズに対応するインプラント治療

「健康な歯を守りたい、削りたくない」という患者様が増え、最近では最初からインプラントを選択する方が多くなっています。1960年代からはじまったインプラント治療は進化を続け、現在の方法に至りました。昨今では治療成績や経過が評価され、広く認知されています。

従来の治療法との違い

従来の治療法との違い

従来の治療法であるブリッジでは隣の歯を削る必要がありました。そうなると大きな負担がかかるため、高い割合で両側の健全な歯も悪くなります。抜髄するとより顕著で、ブリッジの寿命は10年ともちません。インプラントで修復した場合、隣の健全な歯はそのままで過ごせるというデータが出ています。歯質を削除せずに修復をすることが、さらなる歯の喪失を防ぐのです。

遊離端欠損(欠損部の後ろに歯がない状態)においても同様です。よく咬める、使用感がよいという理由で、インプラントが第一選択肢にされることが増えています。もちろん無歯顎の状態であっても、インプラントを使って義歯を安定させることや、取り外しの必要のない義歯、またはブリッジにすることも可能です。

当院のインプラントシステムについて

当院ではカルシテックのHAインプラントを採用しています。HAとは「ハイドロキシアパタイト」の略称です。生体活性材料として、顎の骨の中で骨との結合を積極的に助けます。

HAインプラントの最大の特徴は、骨の硬さに関係なく埋入できることです。抜歯即時埋入、柔らかい骨質、特に上顎臼歯部やソケットリフトに適しています。また、チタン製のものより治癒期間が短いのも特徴の一つです。

また、Tissue Care Concept の観点からアンキロスインプラントシステムを採用しています。

インプラント治療の流れについて

1.審査と診療計画
当医院では、まず院内でCT撮影をし、十分な診察を行います。インプラント治療が可能かどうか、お口の中の健康状態を確認し、検査結果をもとに治療計画を立てます。

2.インプラント埋入手術(第1次手術)
お口の周りと中を消毒し、1~2時間程度の手術をします。広範囲のインプラント手術や、困難な症例ではさらに時間がかかる場合もあります。手術部位に腫れや痛みがある場合は、痛み止めの薬をお渡しします。術後は、熱を持たせないために、激しい運動などは避けてください。

3.治癒期間
手術後は、インプラントと顎の骨がしっかりと結合するのを待ちます。短く済む場合もありますが、一般的には下顎で3ヶ月、上顎で6ヶ月程度必要となります。またこの期間には、必要に応じて仮の歯を入れることもあります。

4.アバットメント連結手術(第2次手術)
結合が確認できたら、インプラントの上に人工歯の支台(アバットメント)を連結する手術を行います。再び2~3週間ほどの治癒期間が必要となります。この期間に、歯型を採って最適な人工歯を作成します。

5.人工歯の装着
インプラントとアバットメントの連結が確認されたら、人工歯をかぶせて咬み合わせのチェックをします。その後、メインテナンスの方法や注意点、定期健診について説明させていただきます。

6.メインテナンス
治療後は、適切なホームケアと3~6ヶ月に一度の定期健診が必要です。インプラントは細菌感染に非常に弱いため、日々のケアを怠るとインプラントを失ってしまう可能性もあります。定期健診では、歯の状態や咬み合わせに問題がないかを調べます。また、正しいブラッシングやケアも指導していきます。

低侵襲のインプラント治療 -抜歯即時・フラップレスサージェリー-

低侵襲のインプラント治療 -抜歯即時・フラップレスサージェリー-

当院では、可能だと判断した場合には粘膜剥離なしに手術するフラップレスサージェリー(歯肉を切らない)や抜歯即時埋入を行います。この方法によるインプラント手術なら、出血が少なく、痛み、腫れがありません。また、治療時間も短縮するため、身体への負担を低減できます。この手術を行うには、十分な診査診断と正確な治療計画が必要となります。

現在、インプラント治療は、外科的な侵襲をできるだけ避ける方向に進んでいます。「手術が好きだ」という方はいらっしゃらないでしょう。「痛みがない・腫れない・治療期間が短い」は、多くの方に望まれている治療だといえます。

ダメージを減らした治療のために

ダメージを減らした治療のために

CTとシミュレーションソフトを用いることで、術前に骨や周囲組織の三次元的な情報を得ることができます。そのため、従来のような切開と粘膜剥離をすることなく、最小限の切開による手術が可能となりました。

安全性や成功率についても、科学的な根拠に基づいた治療法として確立されておりますのでご安心ください。